経営者や社長といった肩書きを持つ人が不倫に走りやすいと聞くことはありませんか?世間には「経営者は浮気性が多い」といったイメージもありますが、もちろん全員がそうではありません。
しかし一般的に見ると、経営者には不倫に陥りやすい心理的・環境的な要因がいくつか存在するのも事実です。
本記事では、なぜ社長や経営者が不倫しやすいと言われるのか、その理由を5つに分けて解説します。
理由1: 権力と自由がもたらす慢心
社長や経営者は大きな権限と裁量を持ち、周囲から注意されたり制約を受けにくい立場です。そのため、いつしか「自分は何をしても許される」という慢心や特権意識が芽生えがちです。
実際、成功している経営者の中には「自分は偉大なのだから好きに振る舞って構わない」という思い上がった考えを持つ者もおり、その延長で「浮気や不倫をしようが俺の勝手だ」と平然と不貞に走ってしまうケースも見られます。
権力による自己正当化が働くことで倫理観が麻痺し、結果として一線を越えてしまいやすくなるのです。
理由2: ストレスと現実逃避
企業を率いる経営者には常に重大な責任とプレッシャーがのしかかっています。業績目標の達成、従業員の管理、市場競争への対応など、日々多くの重圧に晒されるため、その精神的・身体的ストレスは計り知れません。
こうした極度のストレスから一時でも解放されたいという思いから、現実逃避の手段として不倫に走ってしまう経営者もいます。一瞬だけ日常の緊張を忘れさせてくれるスリルや癒しを不倫に求めてしまうのです。
もちろん問題の根本的な解決にはならず、後にさらなるストレスや罪悪感を招くリスクもありますが、追い詰められた心理状態では判断力が鈍りがちであり、つい魔が差してしまうことがあります。
理由3: 孤独感と心の空白
「孤独は経営者の宿命」とも言われます。組織のトップに立つ経営者は悩みや不安を分かち合える相手が限られ、意思決定を一人で担う孤独な場面も少なくありません。
そのため心に隙間(空白)を感じ、誰かに寄り添ってほしいという欲求が高まることがあります。家庭に理解者を見出せない場合、経営者は外部に心の拠り所を求めてしまい、結果として社外の異性に感情的に依存して不適切な関係に陥る危険性が生じます。
また、日常的に周囲から賞賛される機会が少なく自己肯定感が揺らいだとき、外部の異性から関心を向けられることで一時的に自分の存在価値を確かめたくなる心理も働きます。こうした孤独や承認欲求の反動が、不倫という形で現れてしまう場合があるのです。
理由4: 周囲に誘惑が多い環境
成功した経営者の周囲には、多くの人々が集まり華やかな人間関係が広がります。仕事柄、社交の場に顔を出す機会も多く、自然と異性との出会いも増える傾向があります。
さらに高い社会的地位や経済力それ自体が魅力となり、経営者という立場は異性から見て魅力的に映りやすいものです。その結果、日常的に様々な誘惑が身の回りに存在することになります。最初は強い意志で自制していた人でも、次第にそうした誘惑に対する警戒心が薄れてしまいがちです。
いつでも誘惑に触れられる環境に長く身を置くうちに感覚が麻痺し、理性や倫理観より欲求を優先してしまう危険性が高まります。「気がついたら一線を越えていた」ということがないよう、自制心を保つことが経営者には一層求められると言えるでしょう。
理由5: 不倫を隠しやすい立場
経営者は時間や行動の自由度が高く、周囲から細かく監視されにくいという特有の環境にあります。自分でスケジュールを調整しやすいため、公私の境界が曖昧になりがちで、実は密かにプライベートの予定を差し込むことも可能です。例えば出張や会食と称して予定を入れれば、その隙間時間に浮気相手と会うことも難しくありません。
また、地位に伴う権限や財源を使って情報をコントロールし、自身の行動を周囲に知られないよう工作することすらできます。こうした秘密を保ちやすい立場にあることは、経営者が不倫を長期間続けてしまう一因となっています。
家族や社員からの疑念も「仕事が忙しい」でかわしやすく、発覚しにくい分だけ歯止めが効かなくなる恐れがあります。
まとめ
以上、社長や経営者が不倫しやすいとされる主な理由を見てきました。権力や立場による慢心、激務ゆえのストレス、頂点ゆえの孤独、取り巻く誘惑の多さ、そして秘密を隠せてしまう環境――いずれも経営者特有の状況が不倫の温床になり得ることがご理解いただけたでしょうか。
もちろん不倫は褒められる行為ではありませんが、こうした背景を知ることで「なぜそうなってしまうのか」について読者の共感や納得を得る一助になれば幸いです。
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