旦那と別居したい…と思った時に知っておきたい6つのこと

既婚女性
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旦那との関係に悩み、「別居したい」と思ったことはありませんか?
毎日のすれ違いや小さな喧嘩、家事・育児の負担の偏りなどで、どうしても精神的に追い詰められてしまうことがあります。
そんなときは感情的な決断をする前に、一度落ち着いて今の状況を整理してみましょう。

この記事では、別居を考えたときに知っておきたい6つのポイントを紹介します。
夫婦関係を見直したいとき、法律的な手続きが気になるとき、新しい出会いを検討するときなど、さまざまな視点から実用的にアドバイスします。
まずは自分の気持ちを大切に、そして冷静に前に進むヒントを探してみてください。

1. 自分の気持ちを整理しよう

「別居したい」と思う気持ちの裏側には、様々な理由があるはずです。
例えば、最近会話が減って寂しさを感じる、夫婦関係にすれ違いが増えている、家事や育児の負担が偏っているなど、日常のストレスが積もっているのかもしれません。

まずは自分が何に一番苦しんでいるのか、箇条書きにするなどして整理してみましょう。
その上で、旦那さんと話し合ってみる、親しい友人や家族に相談してみる、専門のカウンセリングを受けてみるなど、他者の意見を参考にするのも有効です。

感情が高ぶっているときほど、一度冷静になって「自分は本当はどうしたいのか」を見極めることが大切です。
別居・離婚という選択が本当に必要か、ひと休みするだけで解決するか、まずは自分の気持ちに正直に向き合いましょう。

2. 別居の法的なルールを知る

別居を考えるとき、まず押さえたいのは「法的にはまだ夫婦である」ということです。
民法第752条には「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」と定められています。
表面的には別々に暮らすのは義務違反のように思えますが、夫婦双方が納得の上で別居する場合は「正当な理由がある」として違反とみなされません。

つまり、2人が合意して別居生活を選べば法律上は罰則にはならないということです。
ただしこれは「口約束」での話なので、後になって一方が同居を求めても、もう片方が「別居の約束をしていた」と言って拒否することはできません。
夫婦の同居義務は簡単に放棄できない、法律上の強いルールだと覚えておきましょう。

また、別居したからといって自動的に離婚になるわけではありません。
日本では「破綻主義」と呼ばれ、別居が長く続くと裁判で離婚が認められる可能性はありますが、別居期間だけで自動的に離婚できる制度はありません。
別居後に離婚したい場合は、夫婦協議や家庭裁判所での調停、最終的に訴訟など別途手続きを進める必要があります。

一方、別居中でも法律上は夫婦ですから、収入の多い側には少ない側への生活費(婚姻費用)を負担する義務があります。
たとえば夫婦間の収入格差が大きいときは、家庭裁判所の算定表に基づき婚姻費用を請求することができます。
別居の影響を理解するためにも、一度弁護士や専門家に相談してみると安心でしょう。

3. 別居中の生活費を計画する

別居をすると、住む場所や生活費の負担が増える場合があります。
別々の住居に住むことで家賃や光熱費が二重にかかり、合計の生活費はかさみがちです。
特に一時的に別居する場合も家計の見直しは必須です。

まずは現在の貯金や収入を再確認して、引越し費用や家賃、光熱費など新たに必要になる支出を見積もりましょう。
一人暮らしが初めてなら、同じ地域で友人や親族の家に短期滞在してみるなど、イメージトレーニングも役立ちます。

また、先述の通り婚姻費用の請求も選択肢です。
婚姻費用とは別居中の生活費にあたるもので、収入の多い配偶者が低い配偶者に支払うべきものと民法で定められています。
婚姻費用は家庭裁判所の算定表で目安が出るので、必要に応じて調停を申し立てることも検討してみてください。

どちらにしても、新たな生活プランを立てるときには、専門家や家族に相談しながらしっかり準備することが肝心です。

4. 子どもへの配慮を忘れずに

子どもがいる場合、別居を考えるときは子どものことを第一に考えましょう。
別居後も子どもの生活は続きます。
別居中は父母どちらと同居するのか、面会交流の方法はどうするかなど、子どもが安心して暮らせる環境を整える必要があります。

離婚に進む場合には、誰が親権を持つのか、養育費はいくらになるのかもあらかじめ話し合っておくといいでしょう。
法律上、夫婦の子どもである以上、両親には養育費の義務がありますし、離婚時には親権や面会交流などを家庭裁判所で決めることになります。

子どもの将来を守るためにも、必要に応じて弁護士や家庭裁判所に相談し、トラブルを避けるよう準備しておきましょう。

5. 支えになる出会いやコミュニティを利用する

別居生活は孤独を感じやすいものです。
趣味のサークルやママ友の会など、気が休まるコミュニティに参加することで心が救われることもあります。

また、最近では既婚者向けのマッチングアプリも存在します。
これらのアプリは公式には「不倫やセフレ探しを推奨するものではなく、心を許し合えるセカンドパートナーを探すサービス」だと説明されています。
実際、「カドル(Cuddle)」「ヒールメイト(Healmate)」「マリーゴー(MarriedGo)」など、同じ境遇の人と出会えるアプリがいくつもリリースされています。

いずれも会員数は数十万~数百万を超える規模で、利用者が増えているのが特徴です。
もちろん出会い方には注意が必要ですが、共感し合える友人や相談相手を作る場として、選択肢の一つとして覚えておくと安心です。

6. 自分の気持ちと選択を大切に

別居して新しい生活リズムに慣れてくると、夫以外に心惹かれる人ができることもあります。
「誰かに必要とされたい」「自分をわかってほしい」という気持ちは自然なことですし、その選択を一概に否定はしません。

ただし、不倫には家庭を壊してしまうリスクや後悔も伴います。
自分の行動が子どもや周囲にどう影響するか、法的にも問題にならないかを考慮し、慎重に判断しましょう。

最終的には、自分自身の人生をどう生きるかが何よりも大切です。
どんな決断をするにせよ、自分を大切にして、後悔のないように前に進んでください。

まとめ

旦那との別居を考えることは、決して珍しいことではありません。
大切なのは、焦らず、自分の気持ちを整理し、法的なルールを理解した上で選択をすること。
そして、孤独にならず支え合える人間関係を築くことです。

あなたの心が少しでも軽くなり、新しい一歩を踏み出せますように。

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