単身赴任の夫がずるいと感じる妻の本音7選

既婚女性
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単身赴任で夫がいなくなると、残された妻は毎日の生活の重さに押しつぶされそうになります。夫が一人で外食したり、週末にゆったり過ごしたりしている様子を見ると、「私だけ何でこんなに大変なんだろう…」と不公平感や孤独感が積もるものです。

そこで本記事では、実際に単身赴任中の妻たちから聞かれる「夫がずるい」と感じる声を7つ紹介します。多くの妻が抱える切実な思いに寄り添いながら、解決のヒントも一緒に考えていきましょう。

1. 「夫だけが自由で気楽に過ごしているように感じる」

単身赴任中、妻は朝から晩まで子どもの世話や家事、場合によっては仕事に追われ続けます。ところが夫は一人暮らしの環境で、仕事が終われば趣味に時間を使ったり、休日は自分のペースでリフレッシュしたりしているように見えます。

この生活リズムの差は、大きな不公平感につながります。例えば夫から送られてくるのが外食や旅行の写真ばかりだと、妻は余計に「私は毎日必死なのに、夫は気楽そうだな…」と感じてしまいます。
単身赴任中、家事も育児も一人でこなす妻は大変です。自分は毎日疲労困憊でも、夫は自由な時間を満喫しているように見えると、どうしても「ずるい」と感じてしまうのです。

2. 「家事・育児・仕事をワンオペでこなす責任」

夫がいない間、日々の家事も育児もすべて妻の肩に乗ります。夫婦で分担していた家事・育児はもちろん、これまで夫が担っていた地域の用事や家の修理などまで、負担が一気に増えがちです。

小さな子どもがいる家庭では、朝の準備から夜の寝かしつけまで休む暇がありませんし、共働きであれば育児と仕事の両立はまさに時間と体力、精神力との戦いです。

こうした「ワンオペ育児・家事」が続くと、慢性的な疲労と精神的なプレッシャーに追い詰められ、イライラや落ち込み、不眠などメンタル不調に陥る妻も珍しくありません。

3. 「夫から労いや感謝の言葉がない」

妻は日々必死で家庭を支えていても、夫がその苦労をわかってくれていないと感じると、やるせない気持ちになります。

忙しい中で家事・育児をこなしていることに、夫から「ありがとう」「おつかれさま」の一言があるだけで救われるのに、その言葉すら得られないと孤独感が増すものです。特に長期間離れていると、夫は「妻もそれなりに頑張っているだろう」と意識が薄れがち。

妻は「私の大変さや疲れを理解してくれない=ずるい」とつい思ってしまいます。夫婦の状況の違いに加え、家庭の苦労に無頓着な態度が重なると、感謝も配慮も感じられず、嫉妬や不満が一層強まります。

4. 「会えない寂しさとコミュニケーション不足」

物理的に夫に会えないこと自体が寂しさを生みます。家族の大黒柱である夫が家にいないと、家庭での会話の相手が減ってしまいます。

今までは夫に相談できていたことを一人で抱えこむ日々は孤独です。またLINEや電話だけの会話では温もりが伝わりにくく、些細なすれ違いも生じやすくなります。

すると妻は「自分だけがこんなに大変なのに、夫には共有されていない」と感じてしまい、それが「夫はずるい」という気持ちにつながります。子育てがある場合、子どもの小さな成長を夫と共有できないことも心細く、余計に寂しさが募る原因になります。

5. 「二重生活で家計への負担が大きい」

単身赴任では、夫の住居費や光熱費がそのままかかり続けるため、家計の負担は増えがちです。たとえば二つの家を維持するための家賃や光熱費は二重になり、将来の貯蓄にも響きます。

妻は「私一人の収入で、家庭と夫の生活費をやりくりしなければならないなんて不公平だ」と感じることがあります。

特に、夫が同じ会社に勤めて給与が同等なのに単身赴任にしてしまった場合、妻は「それなら一緒に暮らして給与の使い道も共有すべきでは?」と思ってしまうのです。

6. 「自分の時間が持てず心身が休まらない」

日々の忙しさに追われると、妻には自分のための時間がほとんどありません。早朝から深夜まで家事育児と仕事に追われ、趣味や休息の時間はもちろん、ゆっくり食事をする余裕さえ確保できないことも珍しくありません。

こんな生活では「自分の人生を楽しむどころか、少しでも休みたい」と思う気持ちも湧きます。夫に対しては「私の体力も心も限界なのに、夫は自由に遊びに行けてずるい」というネガティブな感情が生まれがちです。

慢性的な疲労は心身の健康にも影響し、やがては体調を崩す原因にもなりますので、妻自身が倒れそうなときほどもどかしさを感じます。

7. 「病気やトラブル時に頼れる人がいない不安」

もしものとき、一人で何とかしなければならない不安も夫の単身赴任ならではです。妻は子どもの急な発熱やケガ、あるいは自身の体調不良に陥ったとき、頼れる親族が近くにいなかったり、夫が遠方にいてすぐには帰れない状況に追い込まれがちです。

この「緊急時に誰も近くにいない心細さ」は、妻を常に緊張状態に置きます。仕事を持つ妻なら、育児と職場との調整も一人でこなさねばならず、いつでも誰かを頼れないと思うと、「どうしようもないときに助けてくれるはずの夫がいないなんてずるい」という気持ちに駆られることがあります。

夫婦で乗り越えるために

以上のような「夫ずるい!」という本音は、決して夫への愛情が薄れたわけではなく、むしろ妻が置かれた過酷な状況を示す大切なサインです。

愛情が残っているからこそ、「ずるい」と感じる気持ちが湧くのです。これらの感情を否定せず、まずは夫婦で正直に話し合うことが第一歩です。

夫側も、普段は見えない妻の苦労に気づく努力が必要です。例えば週末だけでも家事を代わったり、電話越しに「お疲れさま」「ありがとう」と言葉をかけ合ったりするだけで、妻の心理的負担は大きく軽減します。逆に妻も、「今日こんなに大変だった」と素直に夫に伝えることで、夫婦のすれ違いは減るでしょう。

支え合える夫婦であるためにも、お互いの努力や感謝の気持ちを忘れずに伝え合いましょう。一人で抱え込まず、つらい思いは夫と共有することで、きっと心も軽くなります。

そして単身赴任を「夫婦の距離が離れる要因」ではなく、「絆を再確認する機会」と捉え直せれば、今後の関係をより良いものにしていけるはずです。

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